趣味の釣りを楽しむために三重・伊勢志摩へ移住!日々の暮らしと感じる魅力をYouTuber「ちぬ子」さんがご紹介

2020.3.6

伊勢志摩釣りユーチューバー ちぬ子

はじめまして!チャンネル登録者数6万人超の「ちぬ子チャンネル」を運営しているちぬ子です。私は、2017年春に「趣味の魚釣りをもっと楽しみたい!」という想いで、愛知県から三重県に移住しました。そんな私が過ごす三重県伊勢志摩での生活、感じる魅力をお伝えしたいと思います。

■“ちぬ”って…?“ちぬ子”誕生のきっかけと三重県に移住した理由

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私は2017年の春に、愛知県から三重県に移住しました。その一番の理由は、「趣味の魚釣りをもっと楽しみたい」と思ったからです。

2014年から始めたチヌ釣りは「かかり釣り」という釣法で、湾内に設置した筏(いかだ)やカセの上から、短竿とダンゴをつかって、黒鯛(チヌ)を攻略する釣りです。三重県の鳥羽から尾鷲までの湾内で盛んに行われている釣りで、地域性のある釣法なので、移住の選択肢は三重県以外にありませんでした。

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ここまで黒鯛(チヌ)釣りに夢中になったきっかけは、私が初めてチヌを見たときの姿が忘れられないからです。もともと釣りが趣味だった私が、ある日、筏で五目釣り(※)をしていると、隣の釣り人の竿が大きくしなっていました。

※特に目的魚は決めずに色々な魚を釣る事

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「どんな魚がかかったんだろう?」と見ていると、水面にキラキラと輝く魚体が姿を現しました。玉網になんとかおさまったその姿は、まるで甲冑を身に纏った騎士のようで、強く心を惹きつけられました。「あの美しい魚が釣りたい!」それが私の、チヌに魅了された瞬間でした。

また、チヌ釣りを始めた日から、私は「ちぬ子」というハンドルネームでブログを開設しました。周りに釣りをする人がおらず、上達するには意見交換が必要だと思ったからです。私が始めた当時は今よりも「チヌ釣り=玄人の釣り」というイメージが強かったため、女性がひとりで行うことは珍しかったようで、同じ趣味を持つたくさんの方に見てもらえるようになりました。

ブログを通じて学んだり、感情を分かち合ったり、応援をして頂いたりすることで、よりいっそうチヌ釣りにのめり込むようになり、ついに三重県へ移住することを考えるようになりました。

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また、小さい頃から自然が大好きだった私にとって、田舎暮らしへの憧れも強くありました。釣りをする前はキャンプやバーベキューにも熱中していたため、「家には薪ストーブが欲しい」という夢もありました。

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住み慣れた愛知県を離れて、家族や親戚のいない土地に移り住むことに迷いもありましたが、自分の生活をより充実したものにするためには、この機会を逃したくないと考え、決断しました。

■楽しくて心が安らぐ!三重での過ごし方と、感じる魅力

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移住をする前、愛知県に住んでいた頃は、釣り以外の休日は家で過ごすことがほとんどでした。人混みが苦手な私は、ひとりで名古屋に遊びに行くことや、美味しいお店を探すこともあまりしませんでした。また、交通量の多い道路を、車で運転することも好きではなかったので、頻繁に釣り場に行くことも難しい状況でした。

近所には川があったので、ハゼや手長エビ、シーバス、ブラックバスなどを狙って何度か釣りに出かけましたが、チヌ釣りで得られる喜びとは、やはり違っていました。そんななかで「海の側に住みたい」「もっと自然に触れたい」という想いが日に日に募っていきました。

念願叶って、2017年の春に移住すると、まずは三重県を知ることからスタートしました。それまでは釣り場以外のところへ行く機会が少なかったので、観光スポットや美味しい飲食店など、ほとんど知りませんでした。なので、引っ越してから地元の方に教えてもらった名所やお店は、必ず行くようにしました。大人になってから生活圏を変えたため、より多くの情報を早く自分のものにしたくて、海だけでなく色々な場所にすすんで出かけるようになりました。

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また、インターネットを通して知り合った方々とも、一緒にアウトドアを楽しむ等の親睦を深めることができました。引っ越した当初はよく、「都会から田舎に来て退屈じゃない?」と聞かれることがありましたが、私は全くそうは思いません。むしろ日々がとても充実していて、1日が過ぎるのがあっという間に感じます。自然の風景に飽きることはなく、スーパーに買物へ行くときも、山を通ったり公園を歩いたりして四季を感じられるため、本当に楽しくて、心が安らぐ毎日です。

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三重県に移住をしてからは、何気ない日常の中で驚くことが多々あります。まずは、スーパーへ行くと、魚コーナーが充実していて買い物がとても楽しいです。魚種の豊富さにも驚かされますが、鮮度の高さ、刺し身の綺麗さにいつもびっくりしています。私はキャッチ&イート専門の釣り師なので鮮度にはかなりうるさいですが(笑)、特に志摩の魚はスーパーで見つけると高確率で買うようになりました。

また、野菜も立派なものが安くて、本当に有難いです。更に、飲食店で食べるお米の美味しさにも驚愕しました。他県の友達がよく遊びにきてくれるのですが、何気なく入ったお店のご飯を食べて、みんなが褒めるので私も誇らしい気持ちになっています。

■三重の魅力を知ってほしい!YouTube動画で情報発信中

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そんな、食べ物が美味しく、自然豊かな三重県に移住して約2年経った頃、私の気持ちに少しの変化がありました。それは、「三重県の魅力をもっと多くの人に知ってほしい」という思いです。もともとブログのおまけ程度に作った動画をYouTubeに上げていたのですが、私のライフスタイルを通して、三重県の素晴らしさを映像にするために、本格的に企画·撮影·編集を行うようになりました。

海だけではなく山でのキャンプやアクティビティ、観光なども含め、私の目から見たリアルな三重県の魅力を伝えていくことができたらいいなと思います。私の作ったものを見て、視聴者さんが「行ってみたい」「やってみたい」と感じてくれることが、今は一番嬉しいです。

さらに有難いことに、最近は企業さんからも取材依頼が来るようになりました。私の過去動画を見て連絡をくださるのですが、「いつも楽しそうだから」「説明が分かりやすいから」と言っていただけると、動画制作の励みになります。また、三重県近郊の企業さんは「伊勢志摩をちぬ子さんといっしょに盛り上げたいから」とも言ってくださるので、伊勢志摩YouTuberとしての活動を認めてもらえたように感じて、とても嬉しいです。

こういった企業さんからの依頼動画は特に、商品をよく知った上で、本当に良いと思ったものだけを誠実に伝えるよう心がけています。

YouTube動画の制作は不器用な私にとって、実際のところ大変です。まずは、視聴者さんに楽しく見てもらえるような企画を考え、スケジュールを組みます。アウトドア中心の動画になるので、天候に大きく左右されます。例えば台風が来てしまうと、その後のスケジュールはすべて組み直しになります。撮影ではカメラを複数台持って行きますが、思い通りの画角に設置できない場合があったり、機材トラブルで撮れていなかったり、音声マイクに風音が大きく入ってしまい、声がほとんど聞き取れない、ということも何度かありました。

また、編集にも時間がかかります。出来るだけ分かりやすい動画にしたいと思って作っていますが、まだまだ私の技術が足りず、いつも苦戦しています。他にも、サムネイル画像を作ったり、タイトルや説明文章を考えたりと、10分程度の一つの動画に様々な仕事が詰まっているので、パソコンの前に座って試行錯誤の毎日です。

だからこそ、高評価がついたり、温かいコメントをもらえたり、外出中に「いつも動画を見ています。応援しています!」と声をかけていただけると、涙が出るほど嬉しいですし、もっと頑張ろう!と思うことができます。また、関わった企業さんから「ありがとう」という言葉をいただけると、動画を作ってよかったなぁとしみじみ感じます。

IT業種やYouTuberという働き方は、インターネットが繋がりさえすればどこでもできるので、三重県に移住して良いところをたくさん知る機会を得た私には、合っていたのかもしれません。

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今後も、三重県での移住生活を満喫しながら、YouTubeでの活動を通して、「三重県の魅力が全国の視聴者さんに伝わる」ような動画制作をしていきたいです。そして、それが少しでも地域貢献になれば嬉しいです。

(掲載情報は、すべて令和2年1月時点のものです)

<参考>
★ちぬ子 YouTubeチャンネル
HP:https://www.youtube.com/channel/UCK08EwZdNulheX2X0I1fsxQ/featured

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