有名作家を数多く輩出 三重で絵本作家が次々と生まれる理由とは?

2020.12.25

おでかけ情報はおまかせ 内山真紀

実は、三重県が実力派絵本作家の宝庫だということをご存じでしょうか。でもなぜ、三重県で次々と作家が誕生するのか…。その背景を探るべく、四日市市にある子どもの本専門店「メリーゴーランド」が主宰(しゅさい)する「絵本塾」を訪ねました。卒業生と世話人による、師弟対談も実現。当時の様子を振り返ってもらいました。

<Index>
・絵本作家の「トキワ荘」!?「メリーゴーランド」の「絵本塾」とは?
・世話人・増田さんと卒業生・コマヤスカンさんが、絵本塾を振り返って
・独特の画風が乙女心をくすぐる、大人女子にも人気のつつみあれいさん
・生まれ育った大台町を拠点に全国で活躍する浦中こういちさん
・絵本塾から誕生した三重県ゆかりの作家たち

絵本作家の「トキワ荘」!? 「メリーゴーランド」の「絵本塾」とは?

近鉄湯の山線「伊勢松本(いせまつもと)駅」から、徒歩すぐの「メリーゴーランド」。1976年に誕生した、日本でも歴史ある子どもの本専門店の一つです。

「ひげのおっさん」で親しまれる、店主 兼 絵本塾の世話人・増田喜昭(ますだ よしあき)さんが迎えてくれました。増田さんは、書店業のかたわら、雑誌で絵本を紹介したり、各地で講演活動をするなど、子どもの本の普及にも力を注いでいます。2020年1月には、増田さんが選び抜いた絵本を紹介する『えほん・絵本・134冊 子どもと大人をつなぐ。』(学研教育みらい)を出版しました。

1階の書店フロアには童話や児童文学、絵本など子どものための本が書棚にビッシリ。「『子どもだからこれくらいでいいだろう。可愛い絵が描いてあればいいだろう』そういう本はありません。感受性が豊かで、たくさんのことを吸収する幼少期だからこそ、“ホンモノ”に触れてほしい」と話す増田さんと、スタッフが厳選した本ばかりです。

増田さんいわく「子どもが喜ぶことはもちろん大事ですが、何度開いても飽きないのが良い絵本」。店内には定番から話題の新刊まで、そんな増田さんのお眼鏡(めがね)にかなった絵本がそろいます。お気に入りの一冊を見つけるのは宝探し気分。

絵本に対して厳しい目を持つ増田さんが世話人として、プロの絵本作家をめざす人のために開催しているワークショップが「絵本塾」。デザイン専門学校の絵本学科で講師をしていた経験から、作家になるには、もっと実践を積める場所が必要だと考えて開講。以来、絵本プロデューサーの松田素子(まつだ もとこ)さんなど、プロの絵本編集者を講師に迎え、“ホンモノのプロ”としてデビューするためのノウハウをレクチャーしています。

絵本塾がスタートして27年。会社員や主婦、美容師など、さまざまな人がデビューをめざして切磋琢磨(せっさたくま)し、延べ32人の卒業生が絵本作家としてデビューする、まさに、絵本作家の「トキワ荘」のような存在に。その噂を聞きつけた絵本作家のたまごたちが日本全国から集まり、絵本塾に入門するためのオーディションに参加。何を描くのか、なぜ描くのかを講師や仲間と考え、絵本のいろはを学び、作家デビューをめざして奮闘(ふんとう)しています。

世話人・増田さんと卒業生・コマヤスカンさんが、絵本塾を振り返って

多くの絵本作家を輩出する絵本塾ですが、実際にどんなことを学ぶのでしょう。卒業生のひとり、コマヤスカンさんと増田さんに当時のことを振り返っていただきました。

左から、世話人・増田喜昭さんと絵本作家・コマヤスカンさん

34歳で絵本作家になることを決意し、絵本塾へ入塾したコマヤスカンさんは、2008年に『あっぱれ!てるてる王子』(講談社)で第30回講談社絵本新人賞を受賞し、作家としてデビュー。2012年、『新幹線のたび ~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本横断』(講談社)で第43回講談社出版文化賞の「絵本賞」を受賞。2020年2月に『トーキョー ドリーム マラソン』(講談社)を出版しました。

◇コマヤスカンさん(以下、コマヤスさん)はどうやって絵本塾と出会ったんですか?
コマヤスさん「元々はスターウォーズが好きで、SFやファンタジー作家になるのが夢でした。でも、公募に出しても1次審査も通らず、30歳で区切りをつけて諦めたんです。その後、三重県庁に勤めながら県の仕事でイラストマップなどを描いていたら、だんだん私の絵を好きだと言ってくれる人が出てきて。絵本に挑戦してみたいと考えていた頃に、知人に『絵本塾』のことを教えてもらいました」

増田さん「僕は絵本塾に来る前からコマヤスさんの絵は知っていました。作品から絵を描く楽しさが伝わってくるんです。この人、絵本を描いたらおもしろいだろうと。記憶ではスカウトしたんじゃないかと思っていたくらい」

コマヤスさん「ありがとうございます。でも、絵本塾では緊張の連続でした。初日に講師の方に『あなた達は作家です。作家として付き合います』と言われ、中途半端なものは出せないなと思いました。絵本は最初にダミー本というラフスケッチの手作り本をつくります。鉛筆やペンで描いたものをみんなで回し読みするのですが、自分のダミー本が講師に読まれている時は気が気じゃなかったですね(笑)」

コマヤスさんが塾生の頃に描いた貴重なダミー本。絵本塾で描いたダミー本は、50冊以上にのぼるそうです。

コマヤスさん「ある時、ダミー本に『習作』と記したイラストをつけて提出したんです。そしたら、『自分の練習用に描いたものを、編集者に出すものじゃない!』と、講師にこっぴどく怒られました。今思い返せば怒られて当然です。絵本塾では、プロとしての心構えを教えてもらいました」

増田さん「講師は編集者として、売れる絵本にするための意見を伝えます。良い評価も悪い評価も、ハッキリと伝えるので厳しい場面もあったんじゃないかな。正直、途中で挫折する人もいますからね」

コマヤスさん「私は2002年から2年間、塾に通ったのですがその間はデビューできず、いったん塾をはなれました。講師からもらう課題がこなせなくなって、自分なりに解決する時間が必要だと思ったのです。それから、デビューまでの間は、実に悶々(もんもん)とした時間を過ごしました」

◇塾生であっても「一人の作家」として接する。そのスタンスが、多数の絵本作家輩出につながっているんですね
増田さん「卒業生の活躍は本当に嬉しいです。絵本塾の講師はフリーの編集者なので、さまざまな出版社にコネクションがあります。この作品にはあの出版社がいいなど、豊富な人脈でデビューを後押しできるのも、絵本塾からの作家デビューが多い理由のひとつです」

コマヤスさん「講師の方たちとのやり取りは、デビューしてから担当編集者とのやり取りでとても役立っています。指摘されるだろうポイントには、自分なりの考えを理論的に説明できるよう準備したり、編集者が言わんとしていることを理解してさらに展開させたり、作家としての心構えや基礎を塾で学ぶことができました」

左上から時計回りに『決戦!どうぶつ関ヶ原』『新幹線のたび~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断~』『トーキョー ドリーム マラソン』『あっぱれ!てるてる王子』(すべて講談社)、『やねうらたんていモリー クモ、ガブリ!じけんのまき』(くもん出版)
細部にまで丁寧に描き込まれた絵は、見返すごとに発見があり読者を引き込みます。
左から『ドングリ・ドングラ』(くもん出版)。『びっくり ゆうえんち』(作・川北亮司 絵・コマヤスカン/教育画劇)

◇2人とも、三重県を拠点に活動をされています。その理由を教えてください

増田さん「僕は生まれ育ったこの地に愛着があるからですね。東京や大阪など、都心が文化の中心であるような錯覚を多くの人が持っていますが、そんなことはありません。僕たちは『メリーゴーランド』は日本一の子どもの本屋だと思っていますし、現に絵本作家の谷川俊太郎(たにかわ しゅんたろう)さんや、作家の江國香織(えくに かおり)さんといった方が講師として来てくださり、そのレクチャーを受けに東京からのお客さんもたくさん来店してくれます。『見ろ、東京からだって人が来るぞ!』と、それがモチベーションのひとつですね」

コマヤスさん「私は絵本の創作には10歳くらいまでの、子どもの頃の原体験が大事なんじゃないかと思っています。原体験をした場所に身をおいていることが、作品作りにいい影響を与えています。『やねうらたんていモリー クモ、ガブリ!じけんのまき』(くもん出版)なんかがまさにそうですね。幼少期に過ごした古い実家での経験がもとになっています。ヤモリやネズミ、クモなど屋根裏の生き物が空想の街でドタバタ劇を繰り広げます」

絵本談義(だんぎ)が尽きない2人。コマヤスさんが塾生だった当時は、昼の2時から夜の10時頃まで、絵本について語り合ったこともあるそうです。

◇子ども時代の体験がコマヤスさんの絵本の創作には欠かせないんですね。今後の活動について教えてください

コマヤスさん「2021年の春頃に、学研プラスさんから、女の子が主人公の宇宙探検ものの絵本を刊行予定です。マンガと絵本の中間のような作品で、私としても新しい挑戦です。絵本のセオリーを学んだ増田さんの前で、マンガにするって言うと怒られそうですけど(笑)。大好きなSFもので明るい未来を描きたいと思い取り組みました。『テクノロジーは発展したけど、私たちの暮らしは本当に豊かになったのか?』そんな疑問が浮かび上がる現代だからこそ、宇宙にはやっぱり希望がある。そんな作品にしたいなと思っています」

増田さん「コマヤスさんに『怒られそう』って言ってもらえて、こんなに嬉しいことはないですね(笑)。作家としての原点を思い出せる存在でいられることは、僕たちが望んでいることですから。日本での創作絵本の歴史は60年程度。やっとおもしろくなってきたところです。絵本はページをめくる楽しさ、絵を見て発見する喜びを伝えられる、唯一無二(ゆいいつむに)の媒体です。本屋としてその魅力を発信し、絵本塾としてひとりでも多くの作り手を輩出していきたいです」

独特の画風が乙女心をくすぐる、大人女子にも人気のつつみあれいさん

左上から時計回りに『まほうのふえ』(公益財団法人三重県文化振興事業団)、『みっけちゃん』(フェリシモ出版)、『カペリーちゃん』(風濤社)、『ピーナッくんのたんじょうび』『ピーナッちゃんとドーナッちゃん』『ピーナッちゃんとモンブラリン』(いずれも小峰書店)、『マドレーヌは小さな名コック』(作・ルパート・キングフィッシャー/訳・三原泉/絵・つつみあれい/徳間書店)

続いてお話を伺ったのは、同じく絵本塾卒業生の絵本作家・つつみあれいさん。不思議で可愛らしい独特の画風と物語で、ナンセンス絵本のジャンルで活躍しています。令和2年10月に文化芸術の創造拠点として津市にオープンした「津市久居(ひさい)アルスプラザ」のオープニングイベントでは、ダイナミックなガラスアートを描き注目されました。
1973年、津市に生まれたつつみあれいさんは、1997年~1999年、絵本塾に参加。2001年『ピーナッちゃんとドーナッちゃん』シリーズ(小峰書店)でデビューしました。

◇絵本作家をめざしたきっかけ、絵本塾との出会いを教えてください
つつみさん「絵本塾と出会ったのは22歳の頃でした。自分のやりたいことがわからず、フワフワしていた私を見かねて、当時お付き合いしていた今の夫に『子どもの頃は何になりたかったの?』と聞かれて、絵本作家になりたかったことを思い出しました。ちょうどそのタイミングで、母に絵本塾のことを教えられ、応募したのがきっかけです」

◇思い出に残っているエピソードはありますか?
つつみさん「講師は泣く子も黙るようなスゴ腕の編集者ばかり。自分のダミー本を読んでもらえるのが夢のようで、毎回新しい物語を作って持って行っていました。私の不条理なお話しをおもしろがってくれることが嬉しかったのを覚えています。誰かと比べるのではなく、私の表現を認めてくれたことが大きな自信になりました」

(写真提供:津市久居アルスプラザ)
「津市久居アルスプラザ」のオープニングイベントでは、館内を大きなキャンバスに見立ててガラスアートを披露

◇三重県で創作活動を続ける魅力は何でしょう?
つつみさん「都会にはないのんびりとした空気感でしょうか。情報量も少ないですし、誰かの作品と自分の作品を比べることもあまりありません。自分のペースで創作活動に取り組めるのが、私には一番いいように思います。自宅の周りは自然がいっぱいで、ふらりと散歩をしているといろいろな物語が浮かんできたり(笑)」

描きおろしの原画。レトロなイラストとポップなカラーがとても可愛らしい雰囲気

◇マイペースで創作活動に打ち込める環境だからこそ、つつみさんだけの世界観をつくり出せるんですね。絵本ではどんなことを伝えたいと考えていらっしゃいますか?
つつみさん「とにかく絵を描くのが好きな子どもでした。勉強は不得意でしたが、絵を描くことは誰にも負けない自信があって、絵があったから自分を嫌いにならないですんだのだと思います。今でも絵を描くことが大好きで、絵本を描くことが本当に楽しい。そんな風に楽しんで描いた私の絵本を読んで、『こんな不思議な世界があっていいんだ』『自分にもこんな良いところがあるな』って思ってもらえたら嬉しいですね」

好きなものは「花、きのこ、草」。「いつでもどんな時でも、2人の子どもの母です」と話すつつみさんの最新情報は、インスタグラムでもチェックできます。
https://www.instagram.com/alei_tsutsumi/?hl=ja

生まれ育った大台町を拠点に全国で活躍する浦中こういちさん

(写真提供:浦中こういち)

地元の大台町を拠点に、絵本&あそび作家として全国を飛び回る、浦中こういち(うらなか こういち)さんも、絵本塾卒業生。浦中さんは、1979年、大台町生まれ。9年勤めた保育園を退職後、フリーのイラストレーター・あそび作家として活動をスタートさせました。2014年『バナナをもって』(クレヨンハウス)で絵本作家デビュー。『ぴったんこ』(鈴木出版)など絵本以外にも保育士時代の実践を交えた、子どもと一緒に作ってあそべる保育本『制作・造形あそび』(ナツメ出版)などの著書も。

(写真提供:浦中こういち)
左上から時計回りに『バナナをもって』『ケーキをもって』『くだものいっぱい』『キャベツをもって』(すべてクレヨンハウス)

◇絵本作家をめざしたきっかけを教えてください
浦中さん「中学3年生の家庭科の授業で、絵本を作ったことが最初のきっかけです。その後、保育に興味を持ち、地元・大台町で保育士になって3年目の頃、絵本の読み聞かせで目をキラキラと輝かせる子どもたちの表情を見て、『こういう絵本が描きたい』と思い絵本作家をめざしました」

◇その後、デビューまでの道のりはいかがでしたか?
浦中さん「25歳で絵本作家になろうと決意し、保育士を続けながら絵本塾に1年通って創作絵本の基礎を学びました。29歳で保育士を辞めてフリーの“あそび作家”に転身し、絵本作家の夢を諦めることなく、コンクールや新人賞などに応募を続けましたが、結果は惨敗(ざんぱい)。それでも、あきらめずに描き続けていたら、いろんな方とのご縁がつながっていきました。そして、たまたま知り合えた出版社の編集者さんが、僕の作品を気に入ってくださって。それで、35歳でデビューすることができました。改めて振り返ってみても、デビューできたことが信じられないくらいです」

◇絵本だけでなく、さまざまなワークショップを開催されていますね
浦中さん「あそび歌やお絵描き、紙皿を使った『紙皿シアター』など、遊びを通して表現する楽しさを感じてもらいたいと、全国の保育園や幼稚園を回っています。大切にしているのは、先生も楽しんで一緒に取り組めるような工夫をすることです。子どもたちの好奇心や探求心を刺激し、夢中になれるものを見つけられるきっかけづくりができれば嬉しいですね」

(写真提供:浦中こういち)

5メートルもあるビニールシート2枚に、全身を使ってお絵描きに挑戦。「子どもたちの夢中になった表情が大好きです」と浦中さん。

◇生まれ育った大台町にはどんな魅力がありますか?
浦中さん「豊かな自然と人のつながりの温かさでしょうか。20代の頃は都会への憧れもありましたが、東京の編集者さんには『あなたがいる場所はすばらしい。東京に来てもそれ以上の体験はできないよ』と言われて。僕にとっては当たり前の環境でしたが、地元の良さを再認識できた瞬間でした」

(写真提供:浦中こういち)

2人のお子さんと畑へ向かう浦中さん。日常の中にあるかけがえのない時間を大切にしているそうです。

◇大台町の環境が作品づくりに欠かせないんですね
浦中さん「東京へ出ていたら、今の作風ではなかったかもしれません。煮詰まったら畑で草刈りをしたり、息子と一緒に近くの小川へ出かけてみたり。そんな、当たり前の日常が僕の作品につながっているんだと思います」

◇大杉谷登山道のオリジナルTシャツをデザインするなど、地元をPRする取り組みもされていますね
浦中さん「実は、これまで大台町での活動は少なかったんです。やっと、地元に恩返しできる活動が増えてきました。地域を盛り上げる活動にも力を入れていきたいです」

(写真提供:浦中こういち)

全国各地で、保育園・幼稚園でオリジナルのあそびうた、パネルシアターなどのワークショップを行っている浦中さんの最新情報はHPでもチェックできます。
https://www.kouichi-uranaka.com/

絵本塾から誕生した三重県ゆかりの作家たち

ほかにも、絵本塾からデビューした三重県ゆかりの作家はたくさん。その作品の一部をご紹介します。

左が多気町在住、たかはしなおこさんの『わたしのいえ』(ブロンズ新社)。たかはしさんが暮らす、多気町の風景が絵本の中に描かれています。
右が鈴鹿市出身の服部美法(はっとり みほ)さんの『おふくさんのおふくわけ』(大日本図書)は、ふくふくしい、おふくさんに癒されます。

桑名市在住、はっとりひろきさんの講談社絵本新人賞受賞を受賞したナンセンス絵本『いっぺんやってみたかってん』と『トイレロケット』(どちらも講談社)。メリーゴーランドには、ほかにも卒業生の絵本がたくさん。ぜひ、手に取って欲しい一冊ばかりです。
9年ぶりに開催予定だった、メリーゴーランドが企画した「とびだせ!みえの絵本作家たち展2020」は、新型コロナウイルス感染症対策で中止になりましたが、2022年の開催が決定したそうです。気になる人は、今後の情報をチェック!

三重県ゆかりの絵本作家さんが、こんなにたくさんいることに、とても驚きました。三重県の自然豊かな環境や幼少期の風景が、作品作りに大きな影響を与えているんですね。そして、絵本作家を輩出する陰の立役者、「メリーゴーランド」は、地元の人が自慢したくなるくらいステキな子どもの本屋さんでした。とびきりの一冊を探しに、親子で出かけてみてはいかがでしょうか。

(掲載情報は、すべて2020年11月時点のものです)

<今回紹介した施設はこちら>
子どもの本専門店 メリーゴーランド
住所:四日市市松本3-9-6
電話:059-351-8226
営業時間:10:00~18:00
定休日:火曜日
URL:http://www.merry-go-round.co.jp/
津市久居アルスプラザ
住所:津市久居東鷹跡町246
電話:059-253-4161
開館時間:8:30~22:00
利用時間:9:00~22:00
URL:https://www.tsuhisai-ars.jp/