ハンバーガーや納豆、醤油も買える!三重県の変わり種自動販売機3選

2022.3.14

三重を撮る写真家ふがまるちゃん

コロナ禍で、あらためて見直されている自動販売機。三重県にも、さまざまな自動販売機が増えてきているのを知っていますか?実は三重県は、自動販売機の出荷台数で日本一になったこともあるんですよ。現在も、自動販売機の部品の出荷金額は日本一なんです(※下記参照)。そこで、三重を撮る写真家の、私「ふがまるちゃん」が見つけた、ちょっと意外な商品を販売する自動販売機を紹介します。
※https://www.pref.mie.lg.jp/DATABOX/28822002675.htm

Index
・田んぼの真ん中にポツンと佇む「ほづみバーガー自販機」
・納豆が24時間いつでも買える「小杉食品」の自動販売機
・こだわりの醤油や話題のタレを製造する「下津醤油」の自動販売機も

田んぼの真ん中にポツンと佇む「ほづみバーガー自販機」

四日市市曽井町(そいちょう)の郊外にポツンと佇むレトロな見た目の自動販売機。この自動販売機で購入できるのがハンバーガーなんです!「ほづみバーガー自販機」という名前で、価格は1個300円〜350円というお手頃さ。常時7種類ほどが販売されています。

ハンバーガー自販機といえば、昔は全国のドライブインなどでよく見かけたものですが、時代と共にその姿が消えつつありました。もはや絶滅危惧種のような貴重な存在です。
昔の自動販売機で購入できたのは、その場で食べられる出来立てで、ホカホカのハンバーガーでしたが、こちらの自動販売機では、冷蔵状態のままで販売。自宅に持ち帰って、レンジで温めて食べるという、コロナ禍のニーズに対応した自動販売機でもあるんです。保冷バッグなどを持っていくと便利ですね。

いざ購入!ベーシックなハンバーガー(300円)をセレクト。ボタンを押すと、手のひらサイズの小箱が出てきます。
冷蔵での販売だからこそ日持ちするというメリットも。だいたい購入してから5日〜7日ほどは冷蔵保存できるようです。
小箱いっぱいにギュッと詰まったハンバーガー。紙袋に包まれた状態で、500Wのレンジで1分30秒から2分程度温めれば、ふわっふわのハンバーガーになります♫
ふわふわバンズでサンドされた、肉厚なハンバーグ!小箱の見た目とは裏腹に、意外なほどボリューム感があります。

気になるお味は、ジューシーなハンバーグと照り焼き風味のタレが相性良く、かなりの美味しさ!これはクセになる味。肉の旨味をしっかり堪能できます。自動販売機だからといってあなどれない、高いクオリティを実現しています。

さらに、ハンバーガーをもう1つ購入。野菜・ベーコン・アボカド・レタスを挟んでカスタマイズしてみると、どうですか、このリッチな雰囲気。 持ち買って自宅で食べるからこその楽しみ方も発見しました。
ハンバーガーの他に、メキシカンやカレーチーズなど、一風変わった味も販売しているので、ぜひ、食べ比べして味の違いを楽しんでみてください。自動販売機でありながら、オーナーさんがSNSで頻繁に商品の補充状況や美味しい食べ方などを発信しているのも特徴的ですね。

ちなみに、ハンバーガー自販機の周辺には駐車場がありません。なので、車で行く場合は、通行の邪魔にならない場所に一時停車し、購入したらすぐに立ち去りましょう。また、後ろの建物はハンバーガー自販機とは一切関係ありませんので、建物の敷地内に車を停める行為はNGです。マナーを守って購入してくださいね。

ほづみバーガー自販機
住所:四日市市曽井町1642
公式Twitter:@81BurgerJihanki
公式instagram:@81burgerjihanki

納豆が24時間いつでも買える「小杉食品」の自動販売機

納豆が24時間いつでも購入できるこちらの自動販売機。桑名市の納豆メーカー「小杉食品」の工場前にあります。

小杉食品は、創業75年の老舗企業で、販売する納豆の種類は30種類以上!ここで生産した納豆は三重県内のスーパーを中心に卸しており、代表的な商品として「都納豆」「おちびさん」「つゆだく」などがあります。

小杉食品の工場がある桑名市の能部(のんべ)地区は、田んぼが広がるのどかな町です。工場の正面には「都納豆」と書かれた大きくて真っ赤な看板があり、納豆自販機はこの看板の奥にあります。

巨大な看板の隣にひっそりと存在する自動販売機。工場の玄関口の近くではありますが、建物の外側にあるので、誰でも気軽に立ち寄って、購入することができます。

販売されている納豆は10種類以上もあり、一部のスーパーにしか卸していない珍しい納豆や、おやつにぴったりのチョコ納豆など、種類豊富です。工場で生産されたばかりのできたてで新鮮な納豆を購入できるという魅力もあります♫

たくさんある中から悩みに悩んで、私が購入したのは「つゆだく」。その名の通り、タレがたっぷりと入った納豆で、その量は小杉食品の一般的な納豆タレの約3倍だそう。

納豆全体を覆うような大きさのタレ袋にびっくり。

タレが多いので糸切れが良く、ご飯にのっけると、出汁の味がしっかり味わえて美味しいのです!納豆特有の匂いもほとんど気にならないので、納豆が苦手な方にもおすすめできます。

小杉食品の工場には来客用の駐車場があり、納豆自販機を利用される方はそこに駐車することができます。赤い看板の手前に来客用の駐車スペースがありますので、ぜひ一度行ってみてくださいね。

株式会社小杉食品
住所:桑名市能部字花貝戸401
公式サイト:https://www.miyakonattou.com/
公式Twitter:@kosugi_710
公式instagram:@kosugi_foods_corporation710

こだわりの醤油や話題のタレを製造する「下津醤油」の自動販売機も

歴史ある醤油メーカーが製造する醤油を買える自動販売機が、津市にありました。

場所は、津市一身田町(いっしんでんちょう)の「下津醤油」の直売所内です。「下津醤油」は創業約150年の老舗で、醤油を中心としたさまざまな調味料を製造。業務用から家庭用まで幅広く展開しています。

こちらが、下津醤油の直売所。下津醤油の商品はもちろん、同社の商品を使ったしぐれや佃煮・煮魚などのお総菜、自家製の利兵衛だんごや伊勢芋かりんとうなども販売しています。入口付近に醤油自販機が設置されていて、24時間いつでも購入できます。

醤油ボトルがズラリと並んでおり、そのほか、味噌ダレやドレッシングなどもありました。
醤油には「丸大豆醤油」(320円)と「特級醤油」(280円)があります。「丸大豆醤油」は三重県産の丸大豆・小麦を100%使用し、1年半かけて醸造したコクのある醤油です。

「特級醤油」は下津醤油が長年守り続けている伝統の味を楽しめる醤油です。
ちなみに、これらの醤油は、酸化を防ぐスクイズボトルを採用。最後の一滴まで新鮮さをたもったまま使えるのがうれしいですね。

ちなみに、この自動販売機で販売されている「とり焼いて食ったらええやん」は、テレビ番組でも紹介された下津醤油の大ヒット商品の1つ。味は味噌ダレで、松阪名物の鶏焼肉用のタレとして製造されています。

松阪牛で有名な松阪市には、鶏肉を味噌ダレで焼いて食べるお店がたくさんあり、地元の人は牛よりも鶏焼肉を食べる人が多いのだそう。
↓過去の記事はコチラから
「松阪で焼肉といえば、鶏肉らしい!? 松阪牛だけじゃない三重ミートの世界」

下津醤油株式会社
住所:津市一身田町367
下津醤油 直売所の営業時間:9:30〜16:30(月・木曜日、年末年始、お盆期間は休み)
駐車場:あり。直売所に併設。
公式instagram:@shimozusoysauceshop
公式サイト:https://www.kyu-boshi.com/

※すべて2022年3月時点の情報です。

いかがでしたでしょうか。ここで紹介した以外にも、三重県内には珍しい自動販売機が続々と登場しています。おうち時間を充実させる方法の1つとして、自動販売機をぜひ利用してみてください。