食いしん坊OLの三重テラス訪問! 東京・日本橋で、食べて遊んでプチ旅行気分

2017.12.28

OLブロガー まりぼ

初訪問の「三重テラス」で三重県をたっぷり満喫 

横浜の会社員・まりぼです。働く女性のための情報紙「シティリビング」のWebサイト「シティリビングWeb」で読者ブログを書いているご縁から、三重県のアンテナショップ「三重テラス」の取材に声をかけてもらいました。お店を訪れるみなさんの目線で、レポートをお届けします! ※記事中の料金は税込み。

12月のとある土曜日、東京・日本橋にある「三重テラス」にやってきました。東京には日本各地のアンテナショップがいくつかありますが、その土地の魅力がぎゅ~っと詰まっていて、東京にいながら旅行している気分になれるんですよね。三重テラスには初めて訪れましたが、東京メトロ半蔵門線・銀座線の三越前駅 A9出口直結と、とっても便利。

IMG_44901階にある入口から入ると、目の前に物産品コーナーが。三重県内の名産品に囲まれ、あれもこれも気になっちゃいますが、まずは、腹ごしらえということでランチから。物産品コーナーのおすすめや、私が買ったものは、後半でお伝えしますね。

 

プチ旅行気分でイタリアンのランチを

三重テラスの1階には物産品コーナーのほか、イタリアンレストランがあります。こちらでランチをいただきました。
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店内のカーテンに使われているのは伊勢木綿。やわらかな日が差し込み、手をかざすと、おひさまのぬくもりがジンワリ感じられます。

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インテリアには伊勢形紙の文様が使われています。麻の葉の柄がすてき!

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本日のメニュー。内容や料金は平日・休日ともに同じです。月・火曜は、比較的混雑が少なくゆったりと過ごせるそうです

 

人気のランチ、三重をまるごと味わえる
「松阪イタリアン」「三重の海」をいただきました

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注文したのはコチラ。「松阪イタリアン」(1,800円)は「松阪牛熟成ミートソーススパゲッティ」(写真奥)、「三重の海」(1,800円)は「三重県直送 新鮮なイカと洞窟きのこのスパゲッティ」(同手前)がメイン。いずれも、三重の素材を使った“三重三昧三小鉢”が付いてきます。 

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まずは日替わりの三重食材を使った“三重三昧三小鉢”から。
・ミモザサラダ(写真左)こちらのサラダには、さわやかな香りと酸味がきいた「新姫(にいひめ)ドレッシング」が使われていました。新姫とは、三重県南部・熊野市でしか生産されていない幻のかんきつ類だそうです。
・カラフルトマトのカプレーゼ(写真右)いろいろな色のトマトは、どれもフレッシュで甘さ抜群。これから続く食事が楽しみになる一品。
・海藻スープ(写真奥のカップ)魚介のうまみがぎゅっと入った海藻スープ。とろ~っとしたワカメや歯ごたえのあるヒジキなど、それぞれの食感も楽しめました。

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松阪牛のミートソーススパゲッティは、松阪牛のうま味がギュッと詰まった、ミートソースが味わい深かったです。具には、三重県北部・菰野町(こものちょう)産のマコモタケも。タケノコのようなシャキシャキとした食感で、とてもおいしかったです。

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イカと洞窟きのこのスパゲッティは、松阪市飯高町(いいたかちょう)産の洞窟きのこに、コリコリとした新鮮なイカがベストマッチ。洞窟きのこは、その名の通り、洞窟で栽培されているとか。どんな味かは、ぜひ食べてみてください!

三重テラスのイタリアンレストランの
料理長・陣内(じんのうち)シェフにお話を聞きました

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▲笑顔が素敵な陣内シェフ。質問一つ一つに、とても丁寧に答えていただきました

―――先ほど、おいしくランチをいただきました。ありがとうございました。
陣内シェフ「お口に合いましたか?」
―――とてもおいしかったです! みんなが知っている“松阪牛”や“伊勢えび”は、そういえば三重県の食材だったと改めて気づき、三重県は食の県だなと思いました。
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▲三重テラスで提供されている松阪牛(A5ランク、サーロイン)

陣内シェフ「三重県には、“松阪牛”や“伊勢えび”などブランド力のある食材のほか、海のもの山のものと、本当にたくさんの素晴らしい食材があります」

―――三重県を訪れて、発見された食材はありますか?
陣内シェフ「”アテモヤ”ですね。森のアイスクリームといわれており、洋梨のような食感で、デザートにも向いている食材です」
―――アテモヤですか!? 初めて聞きました! 味も気になりますし、形もユニーク。これが陣内シェフのイタリアンと、どう融合していくのか気になります!

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―――デザートといえば、ランチでいただいた伊勢茶のティラミス(写真上)が、とってもおいしかったです。
陣内シェフ「お茶を使ったメニューもいろいろあって、デザートに使ったり、食材をお茶と合えてマリネにしたり。とても活躍の場が多い食材です。三重県はお茶の生産地で、茶畑が広がる景色も。お茶だけでなく、どの食材も素材を生かすために、調理方法も工夫しています」

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▲デザートと一緒にいただいた伊勢茶

―――これから冬の食材がおいしくなりますが、レストランで使っていきたい食材はありますか?
陣内シェフ「冬は、魚介類がおいしくなります。今、フグを使ったメニューの開発をしています」
―――フグですか! イタリアンだと、フグはどうなってしまうのでしょう?
陣内シェフ「ソテー、フリット、カルパッチョなど、フグはイタリアンとも、とても相性が良い食材なんですよ」
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▲取材当日も、三重県から直送されたクエなどの高級魚がスタンバイ

―――季節ごとに、メニューの開発をされているのでしょうか? 「三重テラス」のホームページを見ると、クリスマスコースやパーティープランといった特別メニューがあって、気になりました。
陣内シェフ「春・夏・秋・冬ごとにメニューを変えていますし、話題の食材、ジビエを使った料理も検討しています。10月の伊勢えび漁の解禁に合わせて、伊勢えびを使った料理も提供していますよ」

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▲三重県内でとれる野菜。四季折々でいろいろな食材を楽しめるのはうれしいポイント

―――どの季節にもおいしい食材がある三重県はすごいですね…。
陣内シェフ「この場を借りて“三重の食材はどこにも負けない!”ということをアピールできたらいいな、と思っています(笑)」
―――これを読んでくださっている方には、しっかりとお伝えできたと思います! 今日はお時間いただきありがとうございました。

 

2階ではさまざまなイベントを開催
取材時はいなべ市の郷土料理試食&しめ縄作り体験!

三重テラスの2階には、観光情報の案内所とイベントスペースがあり、ほぼ毎日、県内の市町などが主催する、さまざまなイベントが行われています。取材時には、三重県北部・いなべ市のみなさんによる、郷土食の試食や、しめ縄づくり体験が行われていました。
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上の写真は、完成したしめ縄です。しめ縄は、お正月に飾るのが一般的かと思いますが、三重県の伊勢志摩地方では子孫繁栄などを願い、なんと1年中飾るそうです!

私も体験してみました。今回は、いなべ市産の無農薬の稲わらで作ります。まず、稲わらを“なって”縄を作ります。

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稲わらを多く使えば、大きく太いしめ縄になり、少なめだと反対に小さく細いしめ縄になるそうです。私は、しめ縄作りは初体験なので、小さめのしめ縄を作ることにしました。こうやってお正月飾りを作って季節を感じるなんて良いなぁと、ほのぼのとした気分です。

みんなと一緒にしめ縄作りに挑戦

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先生の見本を見つつ、見よう見まねで進めますが、見ている以上に難しい!

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先生が作ったしめ縄。きゅっと縄が締まっていてほどけません!

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そしてこちらは、私の作ったしめ縄。ちょっと緩んでいるのがわかりますか?

同じように縄を“なっている”のですが、ほどけてしまいます…。ねじりながら稲わらをより合わせる、というのが結構難しい。

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うまく作れた人や先生に、コツを教えてもらって何度も作り直し…。

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なんとか小ぶりのしめ縄が完成。うれしい~! 自分で作ったものには愛着がわきますね。

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最後は、いなべ市の山で取れた裏白(ウラジロ)や南天で飾り付けをします。

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みんなから“ちょっとクリスマスリースっぽい”と言われましたが、作った本人は結構気に入っています!(笑)

いなべ市の郷土料理も試食させてもらいました

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▲「あほ炊き」と「ジビエ料理」を少しずついただきました

しめ縄づくりのほか、いなべ市の郷土料理の試食も。まずはネーミングが、何ともインパクトのある「あほ炊き」。大根の古漬けを塩抜きし、油でいため、さらに、しょうゆで煮るという、思わず「アホちゃうか~?」と言ってしまいたくなるほど、手がかかっているから、“あほ炊き”という名前だそう。
さすが手が込んでいるだけあって、味がしっかり染みています。白ごはんのお供はもちろん、おにぎりの具にもぴったり。

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唐辛子が地獄絵図 (笑)のように、浮かんでいるスープ! その名も「なみだ汁」。
“泣くほど辛い”というのが名前の由来だと思いますが、三重県北勢地域(いなべ市をはじめとする県北部)では、お葬式の際に精進料理の一つとしてこの“なみだ汁”を食べ、その辛さでお葬式の疲れを取るという効果もあるそうです。私、辛いものは得意な方なのですが、これはむせました。この辛さ、機会があればぜひ皆さんにも試してほしい!

 

さて、三重県名物を買って帰りましょう♪

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▲正面玄関でお出迎えしてくれる「おかげ犬」

やっぱり楽しみなお土産タイム。「三重テラス」での人気商品を教えてもらいました。

●当日販売分も売り切れた、朝日屋の松阪牛ローストビーフ
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津市にある精肉店・朝日屋の松阪牛ローストビーフは、100gあたり1,555円という価格にもかかわらず、なんと12月の事前予約はほとんど終了という人気ぶり。
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私が訪問した日も「よかった、まだある!」と、当日分を次々と買って行く人を目撃しました(ちなみに当日分も目の前で完売!)。“松阪牛ブランド”という引きも強いですが、何よりもお肉の質が長年安定し、そのおいしさを維持されている生産者の方の努力の結晶だろうな、と感じた瞬間でした。

●話題の大田酒造の日本酒「半蔵」も
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こちらは、伊勢志摩サミットのディナーでも提供された伊賀市の蔵元・大田酒造がつくる日本酒「半蔵」。その話題性と確かな味わいが大反響を呼び、大田酒造のホームページでの販売は、一時停止という人気だとか。首都圏在住の人に「半蔵」を分けてくれていると思うと、三重県の方々の温かさを感じます!!

●女性に大人気! ブランカの焼き菓子
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こちらは、女性に一番人気という鳥羽市の洋菓子店・ブランカの「ロンド・カシュカシュ」(1個175円)。外側はカリカリ、中はふわふわの食感。ナッツとザラメが、とてもいいアクセントになっています。箱売りだけでなくバラ売りがあって、手軽に買いやすいのもいいですね!

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かわいい貝殻の形をしたマドレーヌ「シェル・レーヌ プレーン」(1個162円)はブランカで一番人気だそう。伊勢志摩サミットのコーヒーブレークのお菓子にも選ばれたお菓子です。
真珠の産地として有名な三重県ですが、この「シェル・レーヌ」は、天然パールシェルカルシウム入り。あのクレオパトラも美容のために真珠を飲んでいたという逸話から、美容効果にも期待(?)。私も買いました!

つづきはぜひ、三重テラスで

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今回の三重テラス初訪問。しめ縄づくりをしているときに、参加者から「東京にあるアンテナショップの中で、三重テラスが一番好き!」という声を聞きましたが、納得です。手軽な価格で魅力的なイベントがほぼ毎日開催され、美味なレストランでおなかを満たし、帰りは三重県の旬の物産品を買って帰る…。なかなか良い休日プランですよね。
12月以降のイベントやメニューを見ていると、まだまだ気になるイベントやお料理がたくさん! また日を変えて、行ってみようと思いました。

〈おまけ〉私の買ったお土産たち
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ブランカさんの焼き菓子は、シンプルなパッケージがかわいくて買っちゃいました。お味もGOOD!

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四日市餃子(写真右)は皮がモチモチ! ビールとの組み合わせは最高でした(笑)。左は、冷凍の松阪牛のホルモン。三重県の方は、松阪牛はホルモンを食べると聞いて、思わず購入。

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糖度12度の甘~いミカン。買ってよかった!

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私としては、保冷剤がかわいくてツボです。

 

今回、OLブロガー・まりぼが訪れたのはこちら
★三重テラス
住所:東京都中央区日本橋室町2-4-1、 浮世小路千疋屋ビル「YUITO ANNEX」1階・2階
電話:ショップ 03-5542-1033/レストラン 03-5542-1030/イベント・観光案内 03-5542-1035
営業時間:物販10:00~20:00、レストラン11:00~23:00 (L.O.食事22:00、ドリンク22:30)、無休(年末年始を除く)
http://www.mieterrace.jp/
Facebook  https://www.facebook.com/mieterrace/
2017-2018 年末年始の営業日時の詳細はこちら http://www.mieterrace.jp/info/20171201/
2階イベントスペースでは、こんなイベントが
◎祝・国宝(建造物)指定記念パネル展
「高田本山専修寺 御影堂・如来堂」
日時:2017年12月30日(土)~2018年1月5日(金)10:00~18:00。※12月31日、1月1日は休館。最終日1月5日は15:00まで
入場:無料。※申し込み不要
2017年11月28日、三重県津市にある「高田本山専修寺 御影堂・如来堂」が、県内の建造物としては初めて国宝に指定されました。これを記念して、専修寺の魅力を写真パネルで紹介。
2018年は1月2日(金)から営業
年始は1月2日(金)10:00から営業。お年玉プレゼントや福袋の販売、“志摩ブランドフェア”として、あおさ入り伊勢えび汁の販売や、お正月抽選会など、盛りだくさんの新春イベントを開催。
2018年1月以降のイベントの詳細はWebから
「三重テラス」イベントページ http://www.mieterrace.pref.mie.lg.jp/

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