三重の実は…温泉に注目!三重県ファンと一緒に巡る温泉旅

2019.2.19

ママライター 森下裕美子

 

首都圏や関西圏の多くの方に三重県のまだまだ知られていない魅力を知っていただき、三重県ファンになってもらうことで、来県していただけるよう、三重県ではさまざまな講座やイベントを開催しています。

そんな三重県ファンづくりの取り組みの一つが、三重の「歴史・文化」、「自然」、「食」等をテーマとした三重の魅力を発信する「コアな三重ファン講座」。今回は、関西圏の20~40代の女性をターゲットに、「温泉」と「食」をテーマとした「コアな三重ファン講座」が開催されました。講座の前には、関西在住の働く女性3名が「湯の山温泉」の1dayトリップを体験。それぞれ体験談をブログにアップするとともに、「コアな三重ファン講座」で温泉やグルメ、ショッピングなど多岐にわたる「湯の山温泉」の魅力について、参加者の皆さんに披露してくれました。

ママライター・森下裕美子が1dayトリップに同行し、「湯の山温泉」を取材するとともに、三重県のファンづくりの取り組みをレポートします。※記事中の価格は税込み。

関西OLの日帰り「湯の山温泉」の1dayトリップの記事はコチラ!
https://city.living.jp/osaka/f-osaka/1033337

_F1W7563▲1dayトリップを体験した3人。左から、星崎智恵(ほしざき ちえ)さん、宇都宮佐智(うつのみや さち)さん、鮫島沙織(さめじま さおり)さん

 

「アクアイグニス」の竹林に囲まれたお風呂&スターシェフのランチをチェック

まず3人が訪れたのは、複合温泉施設「AQUAIGNIS(アクアイグニス)」。

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まるで都心のスタイリッシュホテルのような、特徴的な外観です。

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フロント係の出口華名(でぐち かな)さんに、施設の魅力について教えていただきました。

◇施設の特徴を教えてください。
出口さん「ラテン語でアクア=水、イグニス=火という意味。 水と火という、相反するものを掛け合わせた名称で、豊かな自然と個性にあふれた場所を表現しています。約4万9000㎡という広大な敷地には、天然温泉を楽しんでいただける温浴施設、17室の客室と4棟の離れを持つ宿泊棟、一流シェフらによるレストランやスイーツショップが並ぶ飲食棟があります」

◇竹林に囲まれたスタイリッシュな露天風呂があるそうですね。
出口さん「アクアイグニスの温泉は、100%源泉かけ流しの天然温泉です。『竹林の茂る露天風呂』は、まるで本当の竹林に囲まれた温泉に入っている気分になると、お客さまから高い評判をいただいています」

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◇スターシェフが監修したレストランでは、子ども連れも利用できるそうですね。
出口さん「イタリアン・奥田政行(おくだ まさゆき)さん、和食・笠原将弘(かさはら まさひろ)さん、スイーツ・辻口博啓(つじぐち ひろのぶ)さんの3名の有名シェフが監修したレストラン、スイーツショップがあります。イタリアン、和食ともお子さま用のコースや会席のメニューを用意しています」

11▲奥田政行さん監修「サーラ ビアンキ アル・ケッチャーノ」のLunch Course(3800円)。魚介の前菜、季節野菜の前菜、リゾット、メイン、パスタ、そしてデザートまで全7種のコース

12小▲前菜、パスタ、メインなどのお子さまコース(2800円)

◇施設内でいちご狩りもできると聞きました。
出口さん「いちご園「TSUJIGUCHI FARM」は、温泉水の熱を利用。章姫(あきひめ)や紅ほっぺ、かおりの、桃薫(とうくん)など7種類のいちごを味わえます。特に、お子さま連れのファミリーに人気です」

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_F1W7091▲アクアイグニスで、「サーラ ビアンキ アル・ケッチャーノ」のランチコースをいただきながらパチリ。宇都宮さん「最後まで素材の味がギュッと詰まった料理!量は少しづつで品数が多く、いろいろ食べたい女子には魅力的です」、星崎さん「一枚一枚のお皿に本気がつまっているランチに感動しました。料理もスイーツも、お土産までインスタ映えするものがばかり!」、鮫島さん「お食事も、温泉も、買い物も、お泊まりまで! 幅広い世代みんなで楽しめる施設って、嬉しいですね」

 

次に向かったのは御在所岳!

標高1212mを誇る御在所岳の山上には、ロープウェイに乗って、必ず足を運びたいものです。

2018年7月にリニューアルした「御在所ロープウエイ」。ロープウエイ「湯の山温泉駅」から「山上公園駅」まで全長2161m、約12分の空中散歩です。

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窓の大きなゴンドラからは、鈴鹿山系の山々はもちろん、伊勢湾や知多半島まで眺めることができます。床面にも展望窓を備えているゴンドラでは、美しい景色が隅々まで堪能できます。写真中央の白い搭は、支柱高61mの日本一高いロープウエイの鉄塔です。

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ぐんぐん上っていくロープウェイ。雲も突き抜けていきます。鮫島さん「ゴンドラからの景色が、すごくきれい!」、星崎さん「高くて怖い…なんて気持ちは吹き飛びます。何よりも景色が広い!!」

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いくつかある展望台でおすすめは、「富士見岩展望台」。名前からもわかる通り、天気が良く空気の澄んだ日には富士山が見えるんです。岩が外にせり出しているような場所にあり、眼下に山や街の景色が広がっています。

御在所岳の山頂には、「ロープウエイ山上駅」から歩いて登るか、1人乗りの観光リフトで約10分で行くことができます。

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これが、御在所岳の山頂を表す看板。宇都宮さん「寒い!でも空が近くて空気がさわやかです」

山頂には三重県と滋賀県との県境があり、県境をまたいでパチリ!という人気の撮影スポットなのだそう。

御在所岳は、冬がおすすめ! というのも、美しい樹氷が見られるんです。

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12月下旬から3月中旬頃まで、富士見岩展望台や山頂、琵琶湖を望む望湖台で、写真のような樹氷が見られます。ただし、気温や風、湿度など条件が揃わないと樹氷ができないので、見られたらラッキー!

 

“鹿の湯”の伝説を持つ湯の山温泉で露天風呂を満喫

最後に訪れた御在所岳(ございしょだけ)の麓(ふもと)に広がる「湯の山温泉」は、奈良時代の718年に開湯。昨年には開湯1300年を迎え、人気が高まっているそう。薬師如来のお告げにより発見されたと伝わる名湯で、御在所岳の麓にあり、豊かな自然が残る湯の山温泉には、約10軒の宿がポツポツとたたずんでいます。

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湯の山温泉は、別名「鹿の湯」とも呼ばれます。傷ついた鹿が、その傷を癒やすためにつかっていたという伝説に由来しています。また、肌にうれしい成分を含むことから、“美人の湯”と呼ばれることも。

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自然豊かなだけに、気になるのがアクセスです。2018年8月に「湯の山かもしか大橋」が開通し、国道477号(旧鈴鹿スカイライン)から湯の山温泉までダイレクトに行けるようになりました。10月には国道477号のバイパス「四日市湯の山道路」が全線開通。また、新名神高速道路の新四日市ジャンクション(JCT)から亀山西JCTが2019年3月17日に開通(予定)すると、この区間唯一となるインターチェンジ(IC)である菰野ICが東名阪自動車道四日市ICともつながり、ぐんとアクセスもよくなります。

 

数本の自家源泉を持つ100%源泉掛け流しの「グリーンホテル」

1つ目は、100%源泉掛け流しの天然温泉が人気の「グリーンホテル」です。

4小▲木々や季節の花など、自然を身近に感じられる老舗ホテル。なんと、敷地内にテニスコートが10面もあるそうです

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グリーンホテルの温泉の特徴について、接客係の高木優里奈(たかぎ ゆりな)さんに伺いました。

◇温泉の特徴を教えてください。
高木さん「当ホテルには、数本の自家源泉があります。湯の山随一ともいわれる豊富な湯量を誇り、100%源泉かけ流しというぜいたくな湯あみを楽しんでいただけます。泉質はアルカリ性単純温泉で、肌ざわりがやさしいのが特徴。湯上がりには、つるんとした肌感が得られることから、“美人の湯”ともいわれています」

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実際にお風呂に入ってみると…。鮫島さん「お湯につかった瞬間、ツルンとなめらかな肌触りでびっくり」、星崎さん「美肌を目指せるなんて、女子にうれしい!」

◇特に、露天風呂が家族連れに人気だそうですね。
高木さん「大露天風呂『なごみの湯』は、木々の緑や岩石など自然のものに囲まれた露天風呂です。昼は青空、夜には満点の星空を眺めながら入浴できるとあり、お子さまはもちろん多くのお客さまから好評を得ています」

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コアな三重県ファン講座「三重県菰野町 湯の山温泉 PREMIUM女子会」で現地の魅力を紹介

1dayトリップはここまで。3人とも「湯の山温泉」を十分に満喫して帰宅されました。後日、「コアな三重ファン講座」として大阪市で行われた「三重県菰野町 湯の山温泉 PREMIUM女子会」では、三重県や「湯の山温泉」に興味がある多くの女性が参加。大阪市内の人気イタリアンで、新鮮な三重県食材を使ったディナーをいただきながら、「湯の山温泉」の魅力を学んでいました。当日は上記の1dayトリップを体験した女性も参加し、リアルな現地の話が披露されました。

IMG_6698▲湯の山温泉や御在所ロープウエイの担当者の話に会場は盛り上がりました

IMG_6733▲会場は大阪市・本町にある人気イタリアン「オステリア アル コラッロ」。参加者は三重県食材たっぷりのスペシャルメニューを満喫しました

イベントのレポート記事はシティリビングWeb大阪版をチェック!
https://city.living.jp/osaka/f-osaka/1044785

 

その他にもコアな三重県ファン講座として、今年度は「ウォーターアクティビティをテーマにした講座」や「ノーベル賞作家 川端康成と三重ゆかりの文豪の横光利一を題材にした講座」を開催しました。関西圏での三重県ファン向けのイベント情報などは関西事務所のホームページをチェックしてみてくださいね!

http://www.pref.mie.lg.jp/MKANSAI/HP/index.htm

 

また三重テラスでは、首都圏在住者のコアな三重ファン拡大と三重県への誘客を目的に、定期的に三重の魅力をテーマとした「三重の宝トーク」を開催しています。今年度は、「大自然が教えてくれること」をテーマに松阪市飯南町在住の猟師・杉山充宏(すぎやま みつひろ)さんや尾鷲市梶賀町在住の株式会社梶賀コーポレーション代表取締役社長・中川美佳子(なかがわ みかこ)さんをお迎えしてお話しいただきました。三重県ファン拡大に向けて「三重の宝トーク」やさまざまなイベントを開催しますので、三重テラスのホームページをチェックしてみてください!

http://www.mieterrace.pref.mie.lg.jp/

 

 (掲載情報は、すべて平成31年2月時点のものです)

 

<今回訪れた施設>

 

★アクアイグニス
住所:三重県三重郡菰野町菰野4800-1
電話:TEL 059-394-7733
http://www.aquaignis.jp
営業時間:サーラ ビアンキ アル・ケッチァーノ=11:00~15:00 (LO 14:00)、18:00~22:00 (LO 21:00)
【日帰り入浴】6:00~24:00/中学生以上600円、3歳~小学生300円、3歳未満無料
【いちご狩り】40分間食べ放題、予約制/5月6日まで=中学生以上2100円、小学生1700円、3歳~小学生未満1300円/5月7日~5月31日=中学生以上1800円、小学生1500円、3歳~小学生未満1100円

 

★御在所ロープウエイ
住所:三重県三重郡菰野町菰野8625
電話:059-392-2261
http://www.gozaisho.co.jp/
ロープウエイ営業時間: 4~11月=9:00~上り線終了17:00・下り線終了17:20 12~3月=9:00~上り線終了16:00・下り線終了16:20
観光リフト営業時間:4~11月=9:30~上り線終了16:40・下り線終了17:00、12~3月=9:00~上り線終了15:40・下り線終了16:00
ロープウエイ料金:中学生以上=往復2400円・片道1300円 4歳~小学生=往復1200円・片道650円 ※4歳未満は無料
観光リフト料金:往復600円・片道300円

 

★湯の山温泉 グリーンホテル
住所:三重県三重郡菰野町千草7054-173
電話: 059-392-3111
http://www.green-hotel.jp
【日帰り入浴】10:00~18:30/中学生以上670円、3歳~小学生400円、3歳未満無料/※木曜休、2019年4月より金曜休

 

★大石公園
住所:三重県三重郡菰野町湯の山温泉
電話:059-392-2115(湯の山温泉協会)

 

 

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