三重県の実は…絶景もスリルも楽しめる「空のアクティビティ」が充実!

2019.8.9

好奇心旺盛ライター うい

海に山に、自然豊かな三重県。以前の記事では、三重県がアウトドア天国であることをご紹介しました。

三重県の実は…海も山も、星空も!アウトドア天国

実は、“空のアクティビティ”も充実していることはご存じですか?

スカイダイビングに空中散歩、熱気球……と、絶景&スリルが体験できる“三重県の空のアクティビティ”をご紹介したいと思います。

 

■上空10,000フィートから眺める絶景!伊勢志摩スカイダイビング

2018年7月にスカイスポーツの発展と地域創生を目的として発足したという『伊勢志摩スカイダイビングクラブ』。

スカイダイビングを体験できる日本では数少ない場所で、そのなかでも海辺にランディングできる唯一(※ 2019年7月現在)の場所なんだそうです。上空約10,000フィート(約3,000メートル)からの絶景を楽しむために行ってきました!

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伊勢志摩スカイダイビングの体験予約をすると、近鉄鵜方駅から送迎もしていただけます。車がない方、遠方にお住まいの方にとってうれしいサービスですね。

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車で移動すること約20分で、伊勢志摩スカイダイビングクラブのクラブハウスに到着しました。

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到着すると、まずスカイダイビングをするにあたっての必要書類を記入します。

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書類を記入し終えると、ダイビング用のジャンプスーツに着替え、インストラクターにハーネスなどを装着してもらいます。インストラクターと一緒にダイブする“タンデム”を体験。

今回は、スカイダイビングの本場ともいわれるニュージーランド出身で、何千回ものダイビング経験があるキーレンさんにインストラクターをしていただきました。

初めてでも、経験豊富なインストラクターと一緒に体験できるだけで安心感が違います!

着陸の際には足をあげる、といった動きについてのレクチャーをしていただきます。

続いて、ダイビングにあたっての注意事項や、飛ぶ姿勢などのポイントをレクチャーしてもらい、準備万端!

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この日は晴天に恵まれダイビング決行の許可が出たので、さっそくヘリコプターに乗り込み、上空約10,000フィート(約3,000メートル)の世界に向かいました。

ヘリコプターの機内から見ると、雲や海、山などの景色が眼下に広がっています。

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ヘリコプターのドアが開き、いざ飛ぶとなると緊張が止まらず、しばらく下を見ることができませんでした。

しかし、決心していよいよダイブの時。

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上空3,000メートルから1,000メートルまでは、パラシュートを開けないまま降下するフリーフォール。1分ほどで約2,000メートルを降下していきます。この時間は体が風に包まれて、まさに空を飛んでいるような感じでした。

インストラクターが声をかけてくれたので徐々に慣れてきて、カメラ目線や景色を楽しむ余裕が出てきました!

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フリーフォールを終えてパラシュートが開くと降下速度が大きく落ちるので、ジェットコースターでも体験するような浮遊感がありました。絶叫系のアクティビティが好きな方にとっては楽しい時間だと思います。

降下をしながら見える青い海、緑の木々、海に浮かぶ島々、今まで見たことのない景色に感動しました!パラシュートのひもを操作することで方向転換ができるので、空からいろんな景色を楽しむことができますよ。

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景色を楽しみながら、着陸する砂浜に向けて徐々に降下していきます。

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砂浜が近づいてくると、最高だった空の旅が終わる寂しさと、あと少しで無事に地上に戻れるというほっとした気持ちでいっぱいになりました。

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10,000フィートからダイブするという私の人生の中ではとてもスリリングな体験でしたが、空から見た絶景が「また飛びたい!」という気持ちにさせてくれます。

ぜひ皆さんにも体験していただきたいです!

 

■2019年3月にOPEN!空中散歩が体験できるフォレストアドベンチャー・湯の山

大自然の中で、スリルと爽快感、そして達成感も味わえる『フォレストアドベンチャー・湯の山』が2019年3月に菰野町にオープン。どのような体験ができる施設なのか、たっぷりとご紹介したいと思います。

近鉄湯の山温泉駅からパークまでの距離が徒歩で約10分と、公共交通機関でのアクセスもいいので、名古屋や大阪から電車でいらっしゃる方も多い人気の施設です。

パークの中に入ると、かわいらしい木のオブジェがお出迎えしてくれます。こちらもそうなのですが、パーク内にはフォトスポットがたくさんあるので、写真でもすてきな思い出を残せますね。

体験するにあたって、まずはパーク内で受付を済ませます。(利用には事前の予約がおすすめです。)

受付後、ハーネスを着用し、実際のアクティビティより低い安全性の保たれた高さで、スタッフのレクチャーを受けながらカラビナの着脱などの練習をします。

このような徹底した安全管理のもとでレジャーを楽しめることが、子どもから大人まで人気の理由なんですよ。

安全講習を終えて実際のコースに出ると、まずは5~7メートルくらいの高さのアクティビティから始まります。コースではスタッフはあえて関わらずに、利用者同士で助け合いをしながらゴールを目指していきます。コースをクリアしていくごとに仲が深まりそうですね!

パークの中を見渡すと、木々の間を縫うように様々なアクティビティが用意されており、計4サイト42アクティビティを体験することができます。

写真提供:フォレストアドベンチャー・湯の山

コースを進んでいくごとに徐々に高さや難易度も上がっていきますよ。

さらに先のコースに進んでいくと、高さが10メートルほどにもなり、下から見上げる姿はまるで空中散歩です。

橋を渡り終えた先には、長さ100メートルを超えるジップスライド。木々の中を駆け抜けていく疾走感を体験することができますよ。

そして、最終コースに待ち受けているのは、日本初の『ダブルジップスライド』というアクティビティ。横に並んだ2つのジップスライドですが、スタート位置が異なり、後方からスタートした人が隣のレーンで待つ人の手を取って、2人でゴールに向かってスライドしていきます。

スタッフによると、手を繋げる確率は約70%。手を繋げた瞬間には今までのコースを一緒に頑張ってきた家族、友達、カップルで爽快感・達成感をきっと共有できることでしょう。

非日常空間で楽しく体を動かしながら自然を体感できるフォレストアドベンチャー・湯の山。体験して汗をかいた後には、近くに温泉もあるので湯の山観光もあわせて楽しんでくださいね。

 

■11月には東海地区で唯一のイベントも!鈴鹿市で熱気球を体験しよう!

実は、鈴鹿市では広大な土地などの環境の良さから『熱気球』に関する取り組みが積極的に行われていることを知っていましたか?

画像左:坂さん、画像右:寺田さん
写真左:坂さん、写真右:寺田さん

その取り組みの内容について、すずか熱気球市民クラブ会員であり、鈴鹿バルーンフェスティバル実行委員の坂さんと寺田さんにお話を伺いました。

写真提供:鈴鹿バルーンフェスティバル実行委員会

お二人が所属する『すずか熱気球市民クラブ』は、多くの方に熱気球を知ってもらうために、熱気球教室や係留飛行(搭乗体験)といったイベント運営などの活動を行っているクラブです。
現在会員は約30名で、20代から70代まで幅広い年代の方が参加をしています。

クラブの『宝物』である活動の中で得た表彰状やトロフィー
クラブの『宝物』である活動の中で得たトロフィーや、ボーイスカウト大会参加者に係留飛行体験の機会を設けたことへの感謝状

『市民クラブ』という名称ではありますが、鈴鹿市民でなくとも年会費2,000円を支払うことで会員になることができます。会員になると、熱気球の飛行体験や実際に操縦を行う飛行訓練などのクラブ活動に参加することができるようになります。
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一般の方も参加できる、すずか熱気球市民クラブが運営する搭乗体験のイベントは、毎年6回ほど開催をしていて、主にイオンモール鈴鹿などを会場として行っています。そこで体験できる、熱気球をロープに繋いで行う『係留飛行』ではおよそ高度20メートルの高さまで飛行します。

同じ高さでも建物の中から見る景色とは違う景色が見れたり、まわりに遮る物がほとんどない上空ならではの空気感を味わえたりと、とても人気なんだそうですよ!

 

写真提供:鈴鹿バルーンフェスティバル実行委員会

熱気球が飛んでいる様子を写真などで見たことがある方はいても、実際に搭乗したことがある人はきっと少ないはず。ぜひ、このような機会を利用して体験してみたいですね!
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また坂さんと寺田さんは、市民クラブ会員としてこのようなイベントを運営しながら、11月に行われる『鈴鹿バルーンフェスティバル』に向けて実行委員として準備をしています。

鈴鹿バルーンフェスティバルとは、全国5か所で開催される『熱気球ホンダグランプリ』の1つで、東海地区では唯一開催される全国大会なんですよ。
2019年は、11月22日(金)、23日(土・祝)、24日(日)に開催予定となっています。
昨年は3日間の開催で約16万人の来場があったほどの人気のイベント!

写真提供:鈴鹿バルーンフェスティバル実行委員会

競技飛行では、ゴールに向けてバルーン(熱気球)を操縦し、上空からゴールに向けてマーカーを落としてその正確さを競うなど、様々な『タスク(熱気球の競技)』で競われます。実際どのような競技なのか現地で見てみたいですね!

写真提供:鈴鹿バルーンフェスティバル実行委員会

鈴鹿バルーンフェスティバルには、競技を楽しむ方はもちろん、空中に浮かぶバルーンの美しさに惹かれた写真好きの方も全国から多くいらっしゃるそうです。

日中は飛んでいるバルーンを、夜には『バルーンイリュージョン』を楽しむことができます。夜の闇の中、音楽とMCに合わせてバルーンが光り輝き、幻想的な光景が繰り広げられますよ!
また、今年もフォト・スケッチコンテストが行われる予定になっていますので、ぜひ自慢の一枚でコンテストに参加してみてはいかがですか?

 

鈴鹿市には、熱気球の魅力や美しさを感じられる機会がたくさんありますね!
体験教室やバルーンフェスティバルなどの詳細な情報は公式HPやFacebookで確認ができるので、ぜひ一度ご覧になってくださいね。

 

三重県で体験できる『空のアクティビティ』はいかがでしたか?
自然が豊かだからこそ楽しむことができるアクティビティの数々。ぜひ試してみてくださいね。

 

(掲載情報は、すべて令和元年7月時点のものです)

 

<今回の取材先はこちら>

 

★伊勢志摩スカイダイビングクラブ
住所:度会郡南伊勢町田曽浦124
電話:0599-77-4526
営業時間:9:00~18:00

※2019年の営業は、10月31日(木)までの予定です。

スカイダイビング機材レンタル料金:49,800円(税込)

※伊勢志摩スカイダイビングクラブ入会無料
HP:https://www.iseshimaskydivingclub.com/
※体験希望の日時が予約可能かお電話(TEL. 0599-77-4526)にてお問い合わせください。

当日のご予約、または予約なしの飛び込みでの参加は受け付けておりません。

 

★フォレストアドベンチャー・湯の山
住所:三重郡菰野町菰野4958
電話:059-340-7739
営業時間:9:00~17:00(受付時間9:00~15:00)
体験料金:3,600円(利用条件:小学4年生以上もしくは身長140cm以上、体重130kgまで)
HP:https://fa-yunoyama.foret-aventure.jp/
※利用には事前の予約がおすすめです。営業スケジュールはHPをご確認ください。

 

★すずか熱気球市民クラブ(鈴鹿市 産業振興部 地域資源活用課)
住所:鈴鹿市神戸一丁目18番18号
電話:059-382-9020
開館時間:8:30~17:15(土日祝、年末年始除く)
年会費:2,000円
HP:http://suzuka-balloon.jp/club/