
観光資源が豊富な三重県には、G7サミットが開催された伊勢志摩をはじめ忍者発祥の地と言われる伊賀地域、世界遺産登録されている熊野古道がある東紀州地域など魅力あるスポットが数多く存在します。三重県ではこれらの魅力を海外に発信し、外国人旅行者にたくさん三重県を訪れて頂けるよう、さまざまな取り組みを行っています。
三重県は「Mie,Once in Your Lifetime(一生に一度は訪れたい三重県)」をキャッチフレーズに、三重県に対して関心を持つきっかけをつくるため、海外向け観光プロモーション動画を制作し、2020年1月22日(水)にYoutubeで公開しました。
この動画は2020年2月14日時点で、なんと約680万回再生されました!
今回、話題の動画を制作していただいた永川優樹(えいかわ ゆうき)監督にインタビューし、三重県に対する印象や制作した動画に対する想いなどを聞きました。


質問1「三重県にはこれまで訪れたことはありましたか。」
回答1「あります。今回撮影に入ったので5、6回目になります。」
質問2「三重県に対する印象はどうですか。」
回答2「子どもの頃に嘉門達夫(かもん たつお)さんの“ようこそ三重へ♪津っ津津っ津♪”という替え歌が頭にこびりついていて、そのイメージが強かったんですが、実際に三重県内を回ってみると伊勢神宮や英虞湾、熊野古道など伝統ある文化とか自然、風習などがよく残っていて地域資源が豊富だと思いました。」


質問3「撮影時に印象に残っているスポットや出来事はありますか。」
回答3「伊勢うどんがおいしくてびっくりしました。伊勢うどんは三重県外ではあまり知られていないと思うのですが、全国的なブームになってどこでも食べられるようになってほしいです。」

質問4「動画のポイントはどこですか。」
回答4「この動画は言語を使わずに映像だけで三重の魅力を訴求できるように構成しています。そのためこのプロモーションのためだけでなく、映像素材として幅広く長期間使用できるようなものになっていると思います。この映像素材を使い回してもらって、三重県内のホテルや旅館、酒蔵などもっと細かな観光PR動画ができていったらな、と思っています。」


質問5「最後に、永川監督の今後の活動ややりたいことについて教えてください。」
回答5「今後の活動としては、インバウンド向けの映像制作とそのデータ分析で意外なことがわかったりしてきました。例えば、海外向けPR動画だからといって外国人モデルを多用しがちですが、それは逆に平均視聴率が下がり逆効果になっています。そういったことをいろんな自治体に知らせていくコンサル的なことにも踏み込んでいきたいです。」
質問は以上になります。インタビューにご協力いただき、また三重県の魅力を伝える素敵な動画を制作いただき、ありがとうございました。
(写真は右から、永川監督、出演者の海女さん、撮影スタッフ)
※永川優樹(映像作家)
1978年長崎県生まれ。九州大学院修了後、電通へ入社。地域ブランドやローカルメディアの研究開発に携わる。
2010年に独立して開始した国内外の都市生活・自然環境を映像資産として記録するプロジェクト「WORLD-CRUISE」が世界中で話題になり、Yahoo! JAPAN Internet Creative Award 2011でグランプリを受賞。
現在は、政府機関や地方自治体のプロジェクトに参画し、ツーリズムと連動した映像制作を行っている。
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